8/11 고명외식고등학교に訪問 高校2年生 Hさん 感想文 

アコピアスクールのプログラムで韓国の調理専門学校に行き、日韓交流をしてきました。

行く前は、韓国語でちゃんと会話できるか不安な気持ちがありました。普段の授業では韓国語を学んでいるものの、実際に初対面の韓国の人と長時間一緒に過ごす経験はあまりなかったからです。

でも、班分けの時に私の班は日本人の私と韓国の女の子二人の組み合わせになり、自己紹介をして少しずつ話していくうちに、不安はだんだん小さくなっていきました。

特に同じ班の韓国人の子が日本語をとても上手に話せて、私が韓国語で言葉を探している時に優しくフォローしてくれたのがとても心強かったです。逆に、私が日本語で言い換えてあげる場面もあり、お互い助け合いながら話せたことが嬉しかったです。

相手の笑顔やうなずき方が柔らかく、初対面とは思えないくらい安心できる空気を作ってくれたことも印象に残っています。

 

最初に、日韓の文化や知識に関するクイズを班ごとに協力して解きました。

 

例えば、日本と韓国の行事や食べ物、歴史に関する問題が出て、ただ答えを当てるだけではなく、「こういう背景があるんだよ」と説明し合う場面もありました。「韓国ではお正月にトックという餅入りスープを食べるよ」と教えてもらった時は、日本の雑煮と比べながら違いを話すのが面白かったです。私は韓国の文化や歴史について知らなかったことが多く、聞いていてとても興味深く感じました。反対に、日本の行事や食文化について説明する時には、普段自分が当たり前だと思っていることを改めて言葉にする難しさも感じました。例えば、お花見の習慣や七夕の由来を説明する時、どう表現すれば伝わりやすいかを考えながら話しました。

こうしたクイズを通して、知識が増えるだけでなく、お互いの文化に興味を持つきっかけになったと思います。

 

 

その後は、班ごとにケーキ作りをしました。みんなで「オレオケーキ」と「コーヒー味のケーキ」を作ることになり、役割分担を決めて作業を進めました。私たちの班はケーキのスポンジに塗るシロップと、オレオケーキ用のクリームを作る担当でした。私は主にシロップ作りを担当し、水と砂糖を煮て甘さを調整しながら仕上げました。シンプルに見える作業ですが、砂糖の量や煮る時間によって味が変わるので、意外と集中力が必要でした。シロップの甘い香りが漂う中、隣ではクリーム担当のメンバーが生クリームに砕いたオレオを混ぜていて、見るだけで食欲をそそられました。作業の合間には、「そっちはもうできた?」「あと1分くらいでできそう!」と声を掛け合い、タイミングを合わせながら作業を進めました。そんなやりとりを繰り返すうちに、会話のテンポや間合いが自然に合うようになり、距離がぐっと縮まった気がしました。完成したケーキはとても美味しそうで、表面には細かく砕いたオレオが均一に散らされ、見た目もおしゃれに仕上がりました。

ケーキ作りの後は、調理専門学校の方々が用意してくださった韓国のソウルフードをみんなで食べました。テーブルにはキンパやトッポッキ、フライドチキンなどが色鮮やかに並び、まるでお祭りのような雰囲気でした。トッポッキはもちもちとした食感と甘辛いソースがクセになり、何度も手が伸びてしまいました。

キンパは具材の彩りが美しく、一口食べるたびにごま油の香りがふわっと広がりました。普段は食べたことがない味付けのものもあり、口に入れた瞬間の新鮮さが楽しかったです。食べながらは自由に話す時間で、好きな音楽や学校生活、最近の流行など、話題が次々と変わっていきました。K-POPやドラマの話題になると、国籍に関係なく盛り上がり、机のあちこちで笑い声が響いていました。最初はお互い少し遠慮があったように思いましたが、この食事の時間で一気に距離が縮まったように感じました。料理をシェアしながら「これ美味しいね!」と笑い合った瞬間は、言葉以上の温かさを感じました。

 

今回の交流で一番印象に残ったのは、言葉が完璧でなくても気持ちは通じるということです。もちろん、伝わらなくて困る場面も少しありましたが、相手が理解しようとしてくれて、私も諦めずに言い方を変えたりジェスチャーを使ったりすれば必ず何かしら伝わります。逆に、相手が日本語や英語で一生懸命話してくれる時には、最後まで聞こうという気持ちになりました。こうしたやりとりを通して、コミュニケーションは言葉だけではなく、表情や態度も大切なのだと実感しました。

 

また、ケーキ作りやクイズのように一緒に作業をする時間は、お互いの仲を深める良いきっかけになることも学びました。最初は緊張していても、同じ目的に向かって協力しているうちに自然と会話が増え、相手を身近に感じるようになります。完成したケーキを一緒に見て喜んだ瞬間や、食事をしながら笑い合った時間は、これからもずっと覚えていたい思い出になりました。

 

 

この日韓交流は、私にとって韓国語を実際に使う練習の場であり、文化や考え方の違いを知る貴重な機会でもありました。

 

そして何より、同年代の韓国の友達と直接話し、協力して何かを作り上げる楽しさを知ることができました。これからも、こうした交流の場を大切にして、言葉や文化の壁を少しずつ乗り越えていきたいです。今回の経験は、留学生活の中でも特に大切な思い出になりました。