高卒特別KPOP語学堂コース修了☆

 韓国に半年間留学する事になりました。まったく恐怖心はなく、楽しみで頭がいっぱいでした。

韓国に到着して1番初めに試練が待ち受けていました。それは、空港での出来事です。到着するとすぐに手続きをするのですが、僕はまったく韓国語ができない状態だったので、上手くコミュニケーションが取れませんでした。

なので、翻訳アプリやカタコトの英語を使ったり、日本語が話せる人を見つけたりして、なんとか手続きを済ませました。

他国の人とコミュニケーションを取る事で成長が出来て、これもアイドルになる為の試練だったのだな、と思いました。

   そして、4、5時間空港でバスを待ち、隔離所の近くで降りると、政府の人らしき人が車で隔離所まで送ってくれました。

隔離施設に着くと第2の試練の始まりです。

隔離期間の2週間は本当に暇です。韓国に来て1番辛い時間でした。

さらに、隔離所はロシア人の方が多くてコミュニケーションがとれず苦戦しました。ご飯はデリバリーで好きなものを選んで持ってきてもらうのですが、正直2週間もあるので飽きます。あと、昼と夜にしか持ってきてくれないので、夜に朝の分も頼むようにしてました。

 隔離施設は、初めは狭いと思うのですが、隔離が終わってから住むコシウォンが狭すぎるので、あとあと、とても広く感じます。なので、ダンスの練習も隔離中にしていれば良かったと思っています。

 隔離が終わると第3の試練が待ち構えています。

それは電車で最寄り駅まで行かないといけないという事です。最寄り駅は홍대입구という駅なのですが、隔離所からは遠く、交通カードも持っていないので、切符を買うしかありませんでした。買い方が全くわからず、隔離所で知り合ったロシア人の方に買って貰って、途中まで一緒に来てくれたので、なんとかたどり着くことができました。

   そして、コシウォンに着くとまず生活必需品を揃えます。近くにあるダイソーに基本なんでも置いてあるのですが、韓国は土地が狭いからか、縦に長い店が多く、ダイソーは7階まであります。服屋は地下にも続いている事が多いです。

 

 気になるご飯なのですが、韓国はチキンがとにかく美味しいです。それと意外なのですが、日本料理がとても美味しいです。韓国に来て1番美味しかったご飯は天丼だったかもしれないです。しかしお寿司には要注意です。

   

 そして、レッスンが始まりました。レッスンを受けていて思ったことがいくつかあります。僕はダンスが初心者なので分からないのですが、ボーカルの先生はとてもレベルが高いです。僕が習っていたのは女の先生なのですが、人生で生で聴いた歌の中で1番上手かったです。やはり上手い先生がいう言葉には説得力があります。そういう所から、生徒との信頼関係が築けるのかなと、思いました。

 1週間のスケジュールの中でレッスンは正直あまり多くないので、1番大事なのが自主練習の時間だと思いました。なのでやはり、何をするにしても人次第なのだと思いました。最後に後悔しないように練習を頑張ってきたので、正直1番練習室にいる時間が長いのは僕だと思っています。それでも、届くか分からない世界なので、残りの期間も気を抜かずに練習に取り組もうと思います。

 最後になるのですが、韓国留学はとても楽しく、半年だけでも価値観が変わって、人としても成長出来ます。人生においてとても良い経験だと思いました。まだまだ、思い出がいっぱいあるのですが、あと自分自身で体験して、存分に韓国を感じてみてください。

 

(2021年4月~9月 高卒特別KPOP語学堂コース I.Y)